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信道社労士事務所 / 経理総務事務

インタビュー記事

監督署の労働相談窓口で働き、その後30歳で試験に合格し現在まで10年間社会保険労務士を続けてこられた。常に新しいことに挑戦しお客様を第一に考えるベテラン社労士の田中さんにお話を聞いてみた。

信道社労士事務所 事業概要

労働相談窓口では200件以上の実績があり、労働分野の人事に関することは誰にも負けないという信道社労士事務所。

人事で課題になる「退職時のトラブル」について両者合意の上で去ってもらうかというところに注力し、“どれだけ綺麗に整理できるか”を強みとしている社労士事務所だ。

 

Q.創業の経緯について教えてください。

A.元々会社を設立するにあたってコンプライアンスや法令重視等が厳しいのですが、その中で労働保険や雇用保険、社会保険などの加入を怠っていた場合、結果的にその手続きが複雑になりそれによって結果的に本業が疎かになります。社会保険労務士は他の士業に比べると認知度が低いですが、私たち士業が本業に集中できるように背中を押すというところでこの仕事を始めました。

Q.社労士を目指したきっかけはなんですか?

A.社労士の仕事は会社のお手伝いもありますが、個人単位で目を向けると年金など手続きのお手伝いも行っています。自分自身、親族が亡くなった際に役所を何往復もして、ものすごく時間がかかりました。人が亡くなったという精神的に辛い状態で、期限が決まっている中手続きをしなければならない。そういったものを繰り返す負担は大きいので、そういったものを軽減できたらと思い社労士を目指しました。

 

Q.田中様が常々大切にしていることはありますか?

A.お客様がどのようなことを思い描いているのかをしっかりと聞くことです。士業の形になってくると要望に応じて手続きなどを行うのですが、その手続きが正しい、一番効率が良いということはなく、実は他に違う形のものが出てくるというのが今までの経験上あり、本当の希望を叶えるという意味でまずはしっかりと話を聞くということを中心に心がけています。押し付けないということですね。
 

Q.大切にしていることに対して工夫していることはありますか?

A.今の時代は難しいですが、相手の方に直接お会いするようにしています。もちろんメールやWEB面談でもいいのですが、対面だとその人の感情や心、口調などで現在どのような状況なのかがわかりやすいので、場所が事務所であっても喫茶店であっても夜8時9時であっても、初回は必ず直接お会いするという形をとっています。

 

Q.今チャレンジしていることはありますか

A.自分の中では苦手としているのですが、新しい手続きや申請など、自分の専門分野の中ではあるのですが、今まで手掛けてないことは常々取り組んでいます。完全に別分野ではないのですが、専門分野の中で今まで自分が携わっていないところに挑戦するということです。私たちのような士業になると、例えば、食品衛生の許可や人材派遣でも許可を取らないとその業種ができないと言う形になってきます。そうなってくると、人材派遣などその他の元々許可がいる行為はかなり難しいので、時間をかければできるかとは思うのですが、急ぎの場合は私たちプロの出番になってきます。そういった意味では新しいことに取り組んでいく、様々なニーズに答えられるということで新しく挑戦していくということです。

 

Q.お仕事の流れを教えていただけないでしょうか?

A 基本的に初めての方はほとんど紹介していただくことが多く、このようなことに困っているなどの概略を教えていただきます。事前にお話を聞いて、お客様のもとにお伺いするのが私の仕事の流れになります。その後数回打ち合わせをしていきます。例えば会社を設立するのであればいつ設立するのか、そこから逆算してこういう手続きをしていきましょうという打ち合わせをしていき、手続きを完成させます。そこから先は年度ごとにすることもあれば、採用や退職の相談をその都度私がお伺いする形になります。また、今自分で話をしていて思ったのが、極力専門用語を使わないようにしています。私たち士業の仕事は、例えば書類1つに漢字が10個以上並んだとき、それをそのまま伝えても相手はイメージができないので、イメージしやすいような内容に置き換えて話をすることを心がけています。Webサイトを作ることや写真を撮ることも見る人に伝わることが最終目標なので、私が専門用語を並べて話していてもただの自己満足になってしまい、まったく意味がありません。そのため、わかりやすく伝えることを心がけています。士業の世界では相談していただくのが仕事なのですが、お客様の中には、こんな相談をしたら怒られるのではないか、相談するのが怖いという気持ちをもっている方がとても多くいらっしゃいます。そういった場合は、ひとまず私が解決できるかできないかは一旦置いておいて下さいと伝えるようにしています。

 

Q.田中さんの思う社労士を一言で言えばどういうことでしょう?

A.影あるいは完全なサブの立場です。メインはお客様であって、お客様にとって私たちがすることは利益になるかというとそうではありません。ただそれをしないと罰金を受けることになる場合があり、マイナスにつながってしまい、とんでもないことになります。やっていないと損失を被るということになります。そのため、私が考える社労士とは「サブとして支える完全な裏方」という形です。このような、お客様が本業で稼ぐサポートを私たちは行っています。

 

Q.集客の方法はどのようにしていますか?

A.集客の方法は課題になっています。毎月単発のお仕事はあるのですが、それが顧問に繋がることは難しいところがあります。正直なところ紹介がほとんどなので仕事を知ってもらうという意味でも露出は必要だと思っています。

 

Q.今後やりたいこと、していきたいことがあれば教えてください。

A.今まで思ったことはなかったのですが、とりあえず都道府県全部制覇したいと思っています。不思議というよりか当たり前ですが、県外ではなく関西地域から出て行くと接客や商売の仕方がかなり違うと感じます。それぞれの地域の魅力が当然あります。もちろん関西にもそれぞれの魅力があると思いますが、他の地域に足を運んでその地域の魅力を探していきたいと思います。

 

Q.それが仕事につながるイメージはありますか?

A.その会社の風習は地域や業種によって変わります。私の中では、人を採用すること、人の流れを中心に扱っていきたいのですが、いろんな人が入ってきてもその会社で満足感が得られるようにサポートしていきたいと考えています。業界によっては離職率が多いところや、やむを得ず会社を離れる方もいらっしゃいます。会社としては残って欲しいけれども、本人が離れるということもあれば、会社と本人が客観的にみると些細なことで喧嘩して辞めるという形があります。その人が会社を辞めるまでに、私や第三者が入ることによって、少しでも長くその会社で能力を発揮してもらえるような職場をつくるお手伝いをしていきたいです。ただ単純に「採用」という枠を超えて人が力を発揮できる環境であり、発揮させられる環境を整えたい、お手伝いしたいと考えています。


Q.「こういう人材がいればいいな」などがあれば教えてください。

A.自分で考えられる人に来ていただきたいです。答えを聞いてくるのは問題ないのですが、考える能力がないと同じことを繰り返します。それは採用する側の私もそうなのですが、単純にわかっている前提で話をするので教える側も丁寧にきちんと教えます。教えられる側もなぜそれが必要なのかを考えられる。答えだけを聞くのではなく、まずは自分自身で考える能力を持った人が欲しいということです。

 

Q.自分で考えられる方がいれば会社がどのように回るイメージでしょうか?

A.社員さんが自覚するというよりもなぜなのかと疑問を持つことが多くなります。例えばこれをしてくださいという指示で発信する側はわかっているので当然のことのように言うのですが、してくださいと受けた側はなぜそれをする必要があるのかと考えると思います。そこの背景を説明するとそれが必要なのだとわかるようになります。Aという会社があって業績を拡大したい、売り上げをあげたい、だからこういうことが必要だということを社長や幹部の方だけ思っていても実際に動くのは社員の方なので社員の方に伝わっていないと絵に描いた餅になってしまいます。そういう意味でも自分で考えることのできる人材が必要なのかなと思います。